2/6 根源の心とは?←前へ 次へ→4/6 曾爾「根源の社」の建立
現在、美しいススキの高原で脚光を浴びております「曾爾村(そにむら)」という村があります。そこは、日いずる国「日本」の古(いにしえ)の都の地である「奈良」の日いずる方位に在る山里です。その地名は古く古事記にも記述される歴史を重ね、漆の発祥地として登場します。
自然に包まれたこのゆかりの地が、地名文字の意味から、宇宙根源の力と一体化する宿命的使命を担っていることに気が付きます。なぜなら、“曾”は「かつて」・「以前に」・「世代が重なること」と言った意味を有し、又、“爾”は「汝」、即ち「あなた」を意味する言葉であるからであります。また、「曾」も「爾」もそれぞれ文字の中心を縦線で分けると、完全な左右対称のバランスのよい美しい文字です。そして更に、仮に横軸に「曾」、即ち「・・・曾祖父母・曾孫 ・・・」を、縦軸に「爾」、即ち「汝・あなた」を重ねますと十字にもなります。正に、曾(そ)の「根源」・爾(に)の「絆」の地でございます。つまり、曾爾村は「根源に通じる里」として、その地名の意味する所から天意とも受け取れるご縁にあります。
従って、この地は人間の心の拠り所、天と繋がる所、宇宙と一体化する所、感謝と誓いをささげる所、祖先や子孫が心をよせる所、平和と幸福を祈念する所として使命を担う地と言えるのであります。
さあ、今ここに在る身の”爾(に)“、
それ即ち、「なんじ」よ!
この縁(えにし)の地で度々根源の力に触れ、遥かかなたより”曾“の連鎖を重ねて与えられし奇跡の己(おの)が生命に心から感謝の誠をささげ、素直な心の回帰と志を誓い、天分の開花を祈念しようではないか。宇宙根源の力には、絶えずそのような“爾”「なんじ」を幸福に導く真理があるのだから。
未来の”爾(に)“、
それ即ち、「なんじ」よ!
幾多の世代を重ねたる”曾(そ)“の根源に「爾(なんじ)」の絆を重ね、与えられし奇跡の己(おの)が生命に心から感謝の誠をささげ、素直な心の回帰と志を誓い、運命の扉を開いて行ってくれないか。この縁(えにし)の地は、絶えずそのような“爾”「なんじ」が集い、宇宙根源の力とつながる郷なのだから。
1/6 幸福になる法則? 平和になる法則?繁栄する法則?
2/6 根源の心とは?
3/6 「曾(そ)」の根源・「爾(に)」の絆
4/6 曾爾「根源の社」の建立
5/6 共感者の輪
6/6 新しい人間観・人間道