5/6 共感者の輪

4/6 曾爾「根源の社」の建立←前へ  後へ→6/6 新しい人間観・人間道

宇宙根源の力とは、祖先は勿論、森羅万象一切を生み出す基の力であると伝えました。

混沌とする世紀の大転換期にある今日、この意義をここでこのように取り上げるに至っておりますことは、あらゆるご縁を繋(つな)ぎ辿り着いた必然的結果であると言っても過言ではありません。それは、人(ひと)一人の生命が、正に、奇跡を辿るご縁の連続によって誕生する神秘と何ら変わりません。

従って、実際この後、あらゆるご縁と機会と意味を集約して、根源に通じる里、天意の地「曾爾(そに)村」「曾爾”根源の社”」の建立が果たせるとすれば、名実共に根源の扉を開く門戸となるでしょう。それは、宇宙根源の力が、時には弱い人間の心の内を補う計らいとして、我々にこのような知恵を与えるものとも受けとれます。従って、「根源の心」を感得する共感者の参加によって、やがてこの実現を図ろうとする衝動が起こるとすれば、共感者の素直な心による真理の現れと受け止めることが出来ます。なぜなら、人間社会における現象のすべては、詰まるところ、人々の「心の現れ」の結果であるからです。それ故に、このような衝動は実に歓迎すべき意味を持ち、未来において意義深い輝きを放つに違いありません。

個々の「人生の質」の向上は、幸福、平和、繁栄に直結します。人生の「質」を向上させる原点は、宇宙生命の神秘や人間存在の意義に対し、個々の意識的問いかけから湧き起こる「宇宙根源に対する畏敬と感謝」に在ります。なぜなら、我々を包む宇宙には、このような人間の感性に応える根源の法則があると考えれれるからです。

 さあ、今ここに在る身の”爾(に)“、
 それ即ち、「なんじ」よ!
この縁(えにし)の地で度々根源の力に触れ、遥かかなたより”“の連鎖を重ねて与えられし奇跡の己(おの)が生命に心から感謝の誠をささげ、素直な心の回帰と志を誓い、天分の開花を祈念しようではないか。宇宙根源の力には、絶えずそのような“爾”「なんじ」を幸福に導く真理があるのだから。

 未来の”(に)“、
 それ即ち、「なんじ」よ!
幾多の世代を重ねたる”(そ)の根源に「(なんじ)」の絆を重ね、与えられし奇跡の己(おの)が生命に心から感謝の誠をささげ、素直な心の回帰と志を誓い、運命の扉を開いて行ってくれないか。この縁(えにし)の地は、絶えずそのような”“「なんじ」が集い、宇宙根源の力とつながる郷なのだから。

1/6 幸福になる法則? 平和になる法則?繁栄する法則?
2/6 根源の心とは?
3/6 「曾(そ)」の根源・「爾(に)」の絆
4/6 曾爾「根源の社」の建立
5/6 共感者の輪
6/6 新しい人間観・人間道